近年では、60歳以上の方で保育士や保育補助などの業務をする方が増えている傾向にあります。特に待機児童問題のため、保育園などの施設は増しており、現役世代以外でも人材確保の為に、60歳以上の需要が高まっています。
そのうえ、定年などで企業を退職した後でも、年金受給が可能な年齢が引き上がったり、健康寿命が延びていることで、働きたい方が増えています。
また、子どもが自立をして、子育てがひと段落することで相応の時間を確保できるのも、求人応募をしやすい点です。仕事をする際には、金銭よりも自分のやりがいや社会貢献の用途で、保育補助をしたい人もいます。特に、若い時に保育士の仕事を希望しても、当時のライフスタイルが理由で辞めてしまったという人は、その傾向が高くなります。
保育補助で働くにも健康管理は必要
シニア世代で保育補助の仕事をする場合でも、相応に身体を使う仕事があります。たとえ未就学児童であっても、抱っこやおんぶをする機会は多いです。また、中腰姿勢での作業など、負担が掛かる体勢で仕事をする場面も多いです。日頃のケアは必要不可欠ですが、体力面と相談したうえで、求人応募をしましょう。
また、ホームページや施設の資料などの情報だけでは、具体的な勤務内容が把握できない場合があります。面接時に確認することはもちろん、事前に保育補助の仕事を見学ができる場合は、利用すると良いでしょう。そのうえで、中長期的に働くことが難しいと感じた場合は、求人応募を控えましょう。
保育補助以外の仕事選び
保育補助の仕事が自分では厳しいと判断した場合でも、類似した求人があれば確認することが一つの方法です。たとえ保育士資格がなくても、相応に仕事はあります。
学童保育は、放課後の小学生を対象に宿題や遊びのサポートをする仕事となります。勤務時間が概ね夕方なので、家事との両立が図りやすいです。
未就学児童向けの学習塾であれば、保育補助と異なる観点で教育ができます。場所によっては、遊びや独自の勉強法で学習を設けていますから、学校教師などの学習指導経験がある場合はそれを活かせるでしょう。
ベビーシッターは、依頼された家庭に伺い、保護者の代わりに養育をする仕事です。一方、勤務時間は相手のニーズによるため、短時間の場合や翌日までになることがあります。また、ベビーシッターの場合、保育する人数は少人数ですが、日々対象の子どもが変わります。